REPORT 現地レポート

三井不動産カップ 2024(東京大会)[GAME2]日本 92-50 ニュージーランド「素晴らしいアリーナで、たくさんのお客さんの前でプレーできたことがすごくうれしかった」髙田真希選手

2024年7月6日

 「三井不動産カップ 2024(東京大会)」はラストゲーム。女子日本代表は92-50でニュージーランドに2連勝し、今年の三井不動産カップは北海道でのオーストラリア戦から4戦全勝で閉幕。MIPを受賞した#21 ローレン・ウィッティカー選手はこの試合で33点と活躍。日本トップの23点を挙げた#8 髙田真希選手がMVPに輝きました。「素晴らしいアリーナで、たくさんのお客さんの前でプレーできたことがすごくうれしかったです」と髙田選手は本日も1万人を超えるファンの皆さんに感謝します。

 GAME1では45.5%の高確率で、25本の3ポイントシュートを成功。しかし、GAME2はオープンで打てていましたが、なかなか当たりが来ません(12/45本:26.7%)。試合前、恩塚亨ヘッドコーチは「もしシュートが入らなくても、オフェンスリバウンドに入ること。リバウンドを取れなくても、高い位置からマッチアップしてディフェンスでプレッシャーをかけること」を徹底させていました。その指示どおり、ディフェンスから速攻を出すもうひとつの日本の武器を発揮。ニュージーランドのターンオーバーは36本、そこから日本は44点を積み重ね、GAME2も42点差で快勝しました。

 東京2020オリンピック以降、2ポイントシュートも取れるスキルを身につけ、プレーの幅を広げる努力を続けてきた林咲希選手。「なかなか3ポイントシュートが入らない中で、どうやってチームとして打開していくかを考え、試合中に修正できたことや後半はディフェンスからブレイクという自分たちの形からリズムをつかめたことがすごく良かったです」と成長を実感します。

 ポイントガードの町田瑠唯選手は、「相手はインサイドを守ってくるチームなので、どうしても外が空きます。悪い選択ではなく、オープンだったので打って良いシュートでした」と言うようにシュートは水物です。入らなかったときこそ、「どれだけディフェンスでプレッシャーをかけてトランジションに持って行けるかであり、そこはみんなが理解しています」と町田選手は述べ、共通認識ができていることで得られた結果です。

 会場に足を運んでくださった方々、テレビや配信を見て応援していただいた皆さんからたくさんのパワーをもらった選手たちは世界一を目指し、本番までの残る期間も成長し続けます。

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